Story in Big Island #02 [Vivitar Ultra]
宿泊したマウナラニベイホテル&バンガローズのビーチにはこんな看板があった。
「お願い、私たちを休ませて」
ここはウミガメが甲羅干しに来ることで有名なのだそうだ。
滞在中僕たちはその姿を見ることは出来なかった。
けれど。
滞在3日目の夕方。
100mほど沖でシュノーケリングしていた僕の目の前に、彼は突如現れた。
この海。実は透明度がさほど高くない。
魚も数少なく、つまらなくなってビーチに戻ろうと思った瞬間、海の底で藻を食んでいるウミガメを見つけた。
どういうわけか、僕に驚くこともなく、ひたすら藻を食んでいる。
大きい。
1mとは言わないが、体長80cm近くあったと思う。
妻にも見せたかった。
しかし、妻を呼ぶには遠すぎた。
僕は海に漂いながら、しばらくウミガメを眺めていた。
すると、ウミガメは藻を食むのをやめ、海面に上昇した。
息継ぎだった。
「ぷはっ」
人間と変わらない音に、とたん親近感を覚えた。
ビーチに戻り妻に話したら、妻は大層羨ましがった。
帰国前日。妻と最後の海を泳ぐ。
シュノーケルに慣れない妻は、ウミガメを見つけた沖までは連れて行けない。
でも、せめて魚くらいは見せようと、深さ1mほどのところでシュノーケルをつけてみた。
残念ながら魚もいない。
「あきらめるか」、と思ったそのとき。
ウミガメは再び僕の目の前に現れた。
昨日よりもっと岸に近いところで藻を食んでいたのだ。
この透明度の低い海で、奇跡が起きたと思った。
僕はあわててシュノーケルを外し妻に渡した。
慣れない手つきでシュノーケルを装着し、潜った妻はしばらくして顔を上げた。
「すごーい!こんな間近ではじめて見た!」
ウミガメは僕たちに息継ぎも見せてくれた。
妻は心底感激していた。
しかし、そうは言っても海は怖い。
僕は前日、ウミガメに逢う直前、裸足でウニを踏んづけていた。
おびただしい数の針が右足裏に刺さり、未だ何本も足裏に入ったままだ。
マウナラニベイのビーチ。良かったり、悪かったり。
Angle seen from convertible #3 [Vivitar Ultra]
運転しながら撮った妻のMINI。
もちろん勘でシャッターを切っただけ。
オープンカーと付き合って9年と4か月。
楽しすぎて絶対に別れられないw
ある日の神宮球場 [Vivitar Ultra]
野外球場は夏の愉しみのひとつ。
ビールと枝豆。これにファウルボールが飛んで来れば完璧。
そして飛んで来た。初回東出のファウルボール人生初ゲットw
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ウチのオフクロは60を過ぎて突然、絵を描き始めた。
富岡八幡宮でも沢山の人が絵を描いていた。
皆、老人だった。
若いときは描く時間が無いだけで日本人は皆、絵が好きなんだな。
休日出勤 [Vivitar Ultra]
東京の安全を守るのは織田裕二じゃない。彼女たちだ。