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Story in Big Island #02 [Vivitar Ultra]

ウミガメ看板35.JPG

 宿泊したマウナラニベイホテル&バンガローズのビーチにはこんな看板があった。
 
 
「お願い、私たちを休ませて」

 ここはウミガメが甲羅干しに来ることで有名なのだそうだ。
 滞在中僕たちはその姿を見ることは出来なかった。
 けれど。
 滞在3日目の夕方。
 100mほど沖でシュノーケリングしていた僕の目の前に、彼は突如現れた。
 この海。実は透明度がさほど高くない。
 魚も数少なく、つまらなくなってビーチに戻ろうと思った瞬間、海の底で藻を食んでいるウミガメを見つけた。
 どういうわけか、僕に驚くこともなく、ひたすら藻を食んでいる。
 大きい。
 1mとは言わないが、体長80cm近くあったと思う。
 
 妻にも見せたかった。
 しかし、妻を呼ぶには遠すぎた。
 僕は海に漂いながら、しばらくウミガメを眺めていた。
 すると、ウミガメは藻を食むのをやめ、海面に上昇した。
 息継ぎだった。
 「ぷはっ」
 人間と変わらない音に、とたん親近感を覚えた。
 ビーチに戻り妻に話したら、妻は大層羨ましがった。

 帰国前日。妻と最後の海を泳ぐ。
 シュノーケルに慣れない妻は、ウミガメを見つけた沖までは連れて行けない。
 でも、せめて魚くらいは見せようと、深さ1mほどのところでシュノーケルをつけてみた。
 残念ながら魚もいない。
 「あきらめるか」、と思ったそのとき。
 ウミガメは再び僕の目の前に現れた。
 昨日よりもっと岸に近いところで藻を食んでいたのだ。
 この透明度の低い海で、奇跡が起きたと思った。
 僕はあわててシュノーケルを外し妻に渡した。
 慣れない手つきでシュノーケルを装着し、潜った妻はしばらくして顔を上げた。
 「すごーい!こんな間近ではじめて見た!」
 ウミガメは僕たちに息継ぎも見せてくれた。
 妻は心底感激していた。

 しかし、そうは言っても海は怖い。
 僕は前日、ウミガメに逢う直前、裸足でウニを踏んづけていた。
 おびただしい数の針が右足裏に刺さり、未だ何本も足裏に入ったままだ。
 マウナラニベイのビーチ。良かったり、悪かったり。


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Angle seen from convertible #3 [Vivitar Ultra]

ボクスターからのMINI36.JPG

 運転しながら撮った妻のMINI。
 もちろん勘でシャッターを切っただけ。
 オープンカーと付き合って9年と4か月。
 楽しすぎて絶対に別れられないw


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ある日の神宮球場 [Vivitar Ultra]

神宮球場3塁側上段36.JPG

 野外球場は夏の愉しみのひとつ。
 ビールと枝豆。これにファウルボールが飛んで来れば完璧。

ファウルボール.JPG そして飛んで来た。初回東出のファウルボール人生初ゲット
w


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老人と絵 [Vivitar Ultra]

富岡八幡宮36.JPG

 ウチのオフクロは60を過ぎて突然、絵を描き始めた。
 富岡八幡宮でも沢山の人が絵を描いていた。
 皆、老人だった。
 若いときは描く時間が無いだけで日本人は皆、絵が好きなんだな。

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休日出勤 [Vivitar Ultra]

休日出勤36.JPG

 東京の安全を守るのは織田裕二じゃない。彼女たちだ。

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